快勝にも警戒感マックスだ。卓球のWTTチャイナスマッシュ(11日、中国・北京)、女子シングルス決勝で世界ランキング13位の佐藤瞳(日本ペイント)は同2位の王曼昱(中国)に0―4で敗れた。

 勝てば同種目日本勢初Vとなる一戦だったが、第1ゲームを2―11で落とす。第2ゲームも8―11で屈すると、第3、4ゲームも王曼昱の勢いに押される形となった。それでも中国メディア「新浪体育」は「4―0というスコアなら快勝に見えるかもしれないが、佐藤のスタイルを真に理解している人なら、決して楽な経験ではないことを知っているだろう」と報じた。

 佐藤は世界的にも珍しいトップクラスのカットマン。近年はボールの変更もあり、カットマンの台頭が厳しい状況となっているが、攻守ともに自らの道を突き進んでいる。同メディアは「佐藤は現在、女子シングルスで世界1位の守備型選手である。7月のUSスマッシュでは王曼昱が佐藤にストレート負けを喫していた」と伝えた。

 その上で「スピンのバリエーションが豊富で、カットしながらも突然前に踏み込んでカウンターを打つことができる。ラケットを持ち替えてスピンを変える頻度も非常に高く、攻撃型選手は忍耐力と判断力が試される」と指摘。佐藤の独自スタイルはライバルたちにとって脅威となっているようだ。