窮地脱出へ――。東京Vは21日、明治安田J1リーグ第11節(MUFG国立)で横浜Mに後半の2得点で2―2で引き分けに追いついた。
チームはJ1で唯一未勝利と、今季は大苦戦。今月5日には2022年からチームの指揮官を務めた城福浩前監督の契約解除を発表。第9節のホーム広島戦(11日)からは元日本代表DF相馬直樹監督が指揮を執っている。
ところが、この日は後半の追い上げで新指揮官体制で初の勝ち点1を獲得。第8節アウェー浦和戦(9月19日)を最後に無得点が続いていたが、この日は2ゴールを挙げた。
東京Vの主将MF森田晃樹(26)は、これまでも、2023年にJ1昇格の立役者として、16年ぶりにJ1の舞台に押し上げた。そんな経験を持つ森田は、現状を「もちろん厳しい状況。本当に上がっていくしかない」としつつも、チームを上昇させる方法について「選手のメンタルはすごく大事だと思う。主将として、うまくチームが良い方向に導けるようにというのは意識している。技術的なところももちろんあると思うが、試合中や、練習での要求など、全体的に良い方向に持っていけるように意識してやれたら」と復活を誓った。
実際、この日も後半に追い上げられた要因の一つは、選手のメンタルの良さだったという。「テンポよくボール回せたのもそうだし、そこから、良い形で攻撃はできていた。チームが前がかりになって、藤本(寛也)選手がそこで決めたのも大きい。あそこで〝行けるぞ〟という雰囲気になったし、そういうのも含めてすごく良かった」と手応えを感じていた。
森田は今季は長期離脱もあり、実戦復帰したばかり。主将として、下部組織からの生え抜きの26歳は「もちろん今の段階だと残留が目標」と冷静に目標を設定。続けて「それに向かって、僕はできる限りのことはキャプテンとしてしたい。とりあえず、目の前の試合が大事だと思うので、次の試合で勝てるようにしっかり準備していきたい」。歴史ある名門の意地を懸け、反撃に燃えている。











