スペイン1部バレンシアの日本代表MF佐藤龍之介(20)が苦境に立たされている。

 J1FC東京から加入し、今季開幕戦からスタメンの座をつかみ、5試合(先発4)に出場するもチームの不振でカルロス・コルベラン監督が解任されると、オスカル・サンチェス暫定監督と北中米W杯でメキシコ代表を指揮したハビエル・アギーレ新監督の下ではプレー機会を得られず、4試合連続で出番なしとなった。

 スペインメディア「La Cilina de Naevion」によると、チームは2部降格圏の19位に低迷していることから「アギーレ監督は優先事項を明確にし、クラブの将来を担う有望株である佐藤は新チームでの居場所をまだ模索している段階だ」と1部残留を最優先に考え、経験豊富なベテラン勢を積極起用しているという。その上で「チャンスを最大限に生かし、メキシコ人監督のローテーションに定着しつつあるダビド・オトルビとは対照的だ」と指摘した。

 チーム事情と同世代のライバルが台頭している状況もあり、佐藤の序列が上がるのは厳しい見通しだ。この状況にSNSやネット上では「まずは試合に出ないと」「ダメならさっさと見切りをつけるべき」「もう冬にレンタルで出て行くしかない」「レンタルで武者修行」「久保(建英=レアル・ソシエダード)だって苦労したから」との意見が書き込まれていた。

 欧州の移籍期間は来年1月に解禁となる。バレンシアの1部残留争いや日本代表が臨むアジアカップ(サウジアラビア)も開催される中、苦境の佐藤はどんな決断を下すだろうか。