東京Vは21日、明治安田J1リーグ第11節(MUFG国立)で横浜Mに2―2で引き分けた。

 今季J1で唯一未勝利のチームは、第8節アウェー浦和戦(9月19日)以来無得点が続いていた。そして、今月5日には2022年からチームの指揮官を務めた城福浩前監督の契約解除を発表。第9節のホーム広島戦(11日)からは元日本代表DF相馬直樹体制が始動した。この日も、11試合未勝利に終わったが、新指揮官のもとで初の勝ち点1を手にした。

 その相馬監督は、現役時代に東京Vでもプレー。1998年フランスW杯にも出場した。指導者としてはJ1鹿島や川崎などで指揮を執り、昨年まではJ3鹿児島で監督兼GMを務めていた。

 そんなクラブのOBでもある相馬監督に対し、イレブンたちはどんな印象を抱いているのか。DF内田陽介は、新体制初日の練習から「縦に速いサッカーというのは、強く感じた」と指揮官の目指すサッカーを感じ取った。また、新体制での最初のミーティングでは、「サッカーのベクトルをどうそろえるかがメインだった。3バックから4バックになって、選手の意識合わせが多かった」と緻密なすり合わせを行ったことを明かした。

 さらに、MF新井悠太も指揮官について「この短い期間ではあったが、自分たちに何を落とし込んでいくべきかは明確だった。それによって、自分もチームも、何をやれば良いのかはおのおのの役割ははっきりしていると思う」と指摘。選手の目には「(監督は)言葉というより、選手一人ひとりをよく観察していると特に感じる。出られている選手ももちろん大事だが、出られていない選手など、チーム全体を見渡している」と行動でチームを導いているという。

 チームは勝ち点1差でJ1最下位。苦しい状況に立たされているが、内田は「下を向いている暇はない。もう上を見上げるだけなので」と前を向いた。

 新指揮官とともに、逆襲を見せられるか。