明治安田J1第11節が21日に行われ、福岡はホームG大阪戦(ベススタ)に1―2で敗れ、リーグ戦2連敗で18位の降格圏に転落した。DF橋本悠が直接FKで同点ゴールを決めたものの、わずか3分後に勝ち越しを許した。残留争いの直接対決で痛恨の黒星を喫し、苦境が深まっている。
試合前は17位の福岡と18位のG大阪が、ともに勝ち点7で並んでいた。福岡は前節の町田戦から先発3人を変更し、出場停止が明けたDF上島拓巳主将に加え、MF前田快、FW北島祐二が先発した。前半は無得点で折り返したが、後半5分にG大阪のウェルトンに先制点を許した。
福岡は後半18分に橋本とFW武本匠平を投入。同30分、ペナルティーエリア手前左から橋本が右足で直接FKを決め、1―1に追いついた。10日の岡山戦でJ1初ゴールを挙げた橋本にとって今季リーグ戦2点目。福岡のJ1リーグ通算500得点という節目の一撃にもなった。
しかし、同33分にG大阪のFW宇佐美貴史にペナルティーエリア手前から右足で決勝点を決められた。同35分にはDF辻岡佑真がゴールネットを揺らしたが、ハンドの判定で得点は認められず。福岡は勝ち点7のまま、G大阪は勝ち点10で15位に浮上。両チームの明暗が分かれた。
上島主将は「かなり悔しい敗戦になってしまいました」と無念さをにじませた。同点直後の自身のプレー選択については、前方へ蹴るべきだったのではないかとの思いも明かした。一方、勝ち越しを狙ったパスだったとも振り返り、「自分の判断を否定したくはない気持ちもありますけど、結果的にこうなってしまってるので」と複雑な心境を吐露した。
塚原真也監督は、準備していた前線からのプレスが機能したことには手応えを示した一方、攻撃の質や失点場面を課題に挙げた。橋本の同点弾で勢いを増そうとした直後の失点について「得点後の失点ってのは非常に重くのしかかったなと思ってます」と振り返り、勝ち点で並んでいた相手に敗れたことを「非常に今苦しい状態」と受け止めた。
岡山戦でリーグ戦7試合ぶりの白星を挙げた後、福岡は公式戦3連敗。塚原監督は選手たちに「こういう時こそもう1回強い気持ちを持って次に向かう」と伝えたが、降格圏に沈むチームの状況は厳しさを増している。24日にはアウェーで最下位の東京Vと対戦。勝利が求められる一戦を前に、福岡は立て直しを迫られている。










