優勝へのマジックを1としている阪神は3日の広島戦(マツダ)に4―6で敗れ、黄色と黒で埋め尽くされた敵地での胴上げはお預けに。とはいえ2位・巨人が同日のナイターで行われるDeNA戦(横浜)に敗れれば球団史上初となるセ・リーグ連覇が決定する。
重要な一戦で気を吐いたのは虎の主砲・佐藤輝明内野手だった。1―1の同点に追いついた直後の3回二死一、二塁。好機でこの日2度目の打席に入ると、外角へのカットボールを捉え白球を右中間席へ運ぶ39号3ランをマーク。キャリアハイを更新するシーズン105打点とし、2年連続40本塁打到達にも王手をかけた。
打った瞬間、スタンドインを確信した会心の一撃と、打点のキャリアハイ更新を「良かったです。一つひとつの積み重ねですので」と振り返った背番号8。本塁打王レース2位のチームメート・森下にも4本差とし、打撃主要3冠獲得へ向け大きく前進した格好だ。
この一撃でスコアを4―1としゲームの主導権を握った猛虎だが、その裏に先発の才木が、末包に同点3ランを浴びる大誤算。再度引き分けに追いつかれると、終盤8回にはドリス、石井らの救援陣が打ち込まれ2失点。自慢のブルペンが大一番で機能しなかった。
ホーム最終戦で、敵軍の胴上げだけは絶対に阻止したかった新井鯉の執念に屈した。藤川監督は「帰りましょう」と苦笑いを浮かべながら球場を後にした。












