広島がシ烈なV争い中の巨人に劇的なサヨナラ勝ちを収めた。22日の巨人戦(マツダ)で延長11回の末、2―1で勝利。連敗を2で止め、借金を20とした。前日に3年連続のBクラスが確定し、この日は新井貴浩監督(49)の来季続投が決定。その一戦でV争いのさなかにいる巨人に意地を見せた。

 試合を決めたのはドラフト3位ルーキー・勝田成内野手(23)だった。3回には先頭で中前打を放って出塁。玉村の犠打で一死二塁となり、佐藤啓の右前適時打で先制のホームを踏んだ。

 同点の9回には一死二、三塁のサヨナラ機で打席が回ってきたが、一邪飛。代打・野間も三邪飛に倒れ、絶好機を逃した。

 それでも11回、再び勝田に好機が巡ってきた。大盛の四球と辰見の犠打、名原の右前打などで一死満塁。「めちゃめちゃ悔しかったんで、何がなんでももう自分で決めてやるって気持ちで、はい、打席に立ちました」と9回の凡退を振り返ったルーキーが、右翼へサヨナラ犠飛を放った。

 打球が上がった瞬間は「走ってくれって。はい、思ってました」。勝利が決まってチームメートから祝福を受けると「めちゃめちゃ。はい。うれしかったです」と喜びをかみしめた。

 新井監督も「いいとこでね、いいバッティングしてくれたと思います」と評価。9回の好機では結果を残せなかっただけに「その前の打席のこともあったんで、余計期待して見てました」と明かした。

 勝田がサヨナラを決めるのは開幕戦以来、今季2度目。再びお立ち台に立ったルーキーは「まだまだここに立てるように頑張りたいと思います」と意欲を示した。残り11試合。「あと11試合ですけど、全部勝てるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」と言葉に力を込めた。