J1FC東京のDF長友佑都が40歳を迎えた12日、G大阪戦(パナスタ)で今季リーグ戦初先発を果たした。

 アジア勢として史上最多5大会連続出場を果たした北中米W杯後、一時引退も考えたが、8月に契約を更新。慣れ親しんだポジションの左サイドバックを任されると、持ち前の運動量を生かしたパフォーマンスを披露。前半だけで退き、後半をDFバングーナガンデ佳史扶(24)に託した。チームは2―0でリーグ戦6戦無敗(4勝2分け)に貢献した。

 そんな大ベテランの誕生日を、キャリアを象徴するクラブとして知られるイタリア1部インテルが公式ホームページで「お誕生日おめでとう、ユウトさん」と祝福。改めて活躍ぶりをこう振り返った。

「彼は尽きることのないスタミナを備えており、常に他の選手よりも多くのエネルギーを発揮していた。インテルでの最初の9ゴールのうち7つは、試合終了前の30分の間に決まったもので、まさにその時間帯に彼はなおも攻め続けていたのだ」

 無尽蔵のスタミナについては「その秘訣は梅干しだ。日本の塩漬けプラムは、疲労に対する特効薬だ。試合前には必ずこれを食べていた」。

 さらに選手として育った環境には「東洋特有の規律と、少し遅れて身につけたサッカーの基礎が相まって、その成果が表れたのだ。佑都は大手クラブの下部組織育ちではなく、20歳になるまで、学校でサッカーをしていたに過ぎない。これは当初は戦術的な弱点だったが、やがて強みへと変わった。彼の動きは定石とは異なり、型にはまらないもので、それが彼を極限の状況へと導いた」と指摘した。

 2018年1月に退団してから、8年9か月がたつが、強烈なインパクトを残した日本人選手の記憶はいまだ鮮明なようだ。