麻雀プロリーグ「Mリーグ2026―27」シーズンが9月14日、いよいよ開幕する。本紙はファンの〝ワクワク〟をさらに増幅するため、ビッグネームを招聘。U―NEXT Piratesで2度のリーグ優勝を果たし、今シーズンからMリーグの解説を務める小林剛(麻将連合)に新シーズンを展望してもらった。注目選手や優勝予想はもちろん、Mリーグの楽しみ方や麻雀データの見方についても聞いてみたぞ。
――昨年はEX風林火山が優勝
「史上初の連覇に挑むシーズンになるわけですが、私は全10チーム互角と見ています。なぜなら昨季のレギュラーシーズン上位3チームだったEX風林火山、KONAMI麻雀格闘倶楽部、BEAST X(テン)は、プラス600ポイント台でわずか7・6ポイント差の間にひしめき合っていたからです。それこそ120試合のうちの1試合でも着順が前後しただけで1位から3位までガラッと変わるぐらい拮抗していたので、風林火山が飛び抜けていたというわけではなかったのです」
――レギュラーシーズン▲740・5ポイントで最下位と辛酸を舐めたアースジェッツについては?
「確かにアースジェッツは一番苦しんでいました。選手4人それなりにいいところは出していたと思うんですが、チーム創設1年目だったので、どうしてもMリーグ自体に慣れていないことが多々あったと思います。毎回何百万人という視聴者の前でチーム、スポンサー、そしてファンを背負って対局することになるので、責任感も一打の重みも増してきます。周囲の環境や生活スタイルも変化するので、慣れるまでにはどうしても1年ぐらいはかかってしまうんです。だから2年目となる今シーズンは間違いなくのびのびやってくれると思うんで、実力通りの力を発揮してくると見ています」
――注目選手
「三浦智博(アースジェッツ)と阿久津翔太(KADOKAWAサクラナイツ)です。実力派として期待されて入った若い2人が新しいスターになってもおかしくなかったのに、たまたま結果が伴わなかったことで、目立つことができませんでした。対して下石戟(BEAST X)と石井一馬(アースジェッツ)は1年目から期待通りのすごい活躍をしてくれたし、永井孝典(EX風林火山)に至っては一躍大スターのようになりました。三浦も阿久津も日本プロ麻雀連盟のトップリーグを主戦場としていて、雀力はしっかりしているので、2年目となる今シーズンはかなり期待しています」
――新規参入選手は佐野ひなこ(セガサミーフェニックス)、尻無濱航(KADOKAWAサクラナイツ)、4年ぶりに古巣へ復帰する朝倉康心(U―NEXT Pirates)の3人です
「佐野は打牌も早くて気風のいい麻雀。バシッと踏み込んでくる決断力があるので、人気が出ると思います。ただその打牌が捕まって大負けする可能性もあるので、結果も大勝ちか大負けかくっきり出ると見ています。尻無濱は人柄よく、天然なところもあるのでキャラクターには注目が集まると思うので、麻雀でも目立ってくれたらいいなと思います。朝倉は同じチームで4シーズン一緒に戦っていて麻雀の議論もたくさんしてきたので今さら注目はしていませんが、とにかく麻雀以外のあらゆることに関しては不安でしょうがない(笑い)。普段の言動やSNSの発信等、とにかく心配は尽きないけど、まあ見守る感じですね」
――優勝チームを予想すると?
「赤坂ドリブンズです。園田賢、鈴木たろう、渡辺太、浅見真紀という4人の総合力から予想していますが、中でもキーマンはたろうだと思います。たろうはMリーグ創設当時からMVPと称される個人スコア賞を取ってもおかしくない実力者と見られていたのに、これまで8年間、MVP争いにはほとんど絡んでいません。しかも昨シーズン全試合の個人成績ランキングで一番負けたのはたろうだったんです。2番目に負けたのは私でしたが、本当はこんなもんじゃないぞという麻雀を見せて欲しいですね。対抗馬はU―NEXT Pirates。瑞原明奈、鈴木優、仲林圭、朝倉康心ら4選手の強いところをよく知ってるので過大評価になってしまうかもしれませんが、優勝予想となるとやはり名前は挙がりますよね」















