ソフトバンク・周東佑京外野手(30)が8日の日本ハム戦(みずほペイペイ)で〝周東劇場〟を繰り広げた。2本塁打を含む4打数3安打6打点と大暴れし、守備でも2度のスーパープレー。14―1の大勝に貢献し、試合後は「出来すぎなんで帰り事故らないか心配です」と笑った。
初回、先頭・正木が死球で出塁し、無死一塁で打席へ。当初は送りバントのサインが出ていたが、カウント1―1からヒッティングに切り替わった。
「取り消された~と思いました。監督的には多分、打ってほしいんだろうな、次来そうな真っすぐをちゃんと打ってほしいんだろうなと思いながら、そこの準備だけはしてました」
山崎の内角高めのカットボールをとらえ、右翼席へ先制の3号2ラン。「もう入ると思いましたし、やったー! って感じですね」。ベンチでは小久保監督から「取り消したよ! 取り消した!」と言われ「ありがとうございます」と返したという。
3回には水谷の右中間深くへの大飛球を背走し、フェンス際でジャンプ。体をぶつけながらもボールを離さず、もぎ取った。「捕れるとは思わなかったです。打球も思ったより速かったですし」。恐怖心を聞かれると「いや、怖いですけど。ケガしてもケガしなくても終わりなんで、大丈夫かな」。その裏には投犠打を決め、5回には右翼二塁打。8回にもフェンス際への飛球を好捕した。
最大の見せ場も8回だった。6―1の二死満塁で放った打球が右翼フェンスを直撃し、大きく跳ね返った。打った瞬間は本塁打と思ったが「ジャンプしたのを見て、違うと思って走りました」。一塁を回ってから加速し「ホームまで行けるとは思わなかったですけど、三塁ぐらいまではいけるなと思って走ってました」。三塁コーチが腕を回すのを見て「早く着け」と本塁へ。4号満塁ランニング本塁打を完成させた。
「うれしかったなって感じです。僕らしいなと思いました」。ダイヤモンドを全力で一周した感想は「キツい…。ゆっくり走りたいです。やっぱホームランは」と笑った。
満塁ランニング本塁打は1999年のダイエー・小久保裕紀以来27年ぶり。試合後に鍬原から知らされると「二番煎じだなって(笑い)」。当時は3歳ほどだったことを伝えられても「何も思わないです(笑い)。そこに関しては」とあっさりだった。
打って、送って、走って、守った一日。それでも「急に明日になってまた悪くなること今年は多いんで、続けていけたらいいなと思いますね。終わりまで」と気を引き締めた。












