パ首位を独走するソフトバンクは6日の2位・西武戦(みずほペイペイ)に2―5で敗れ、同一カード3連勝とはならなかった。西武とのゲーム差は「6」に縮まり、優勝へのマジックナンバーは「14」のまま足踏み。序盤の4失点が最後まで重くのしかかるゲームだった。
先発・上茶谷が初回に先制点を献上し、2回も小島に3ランを被弾。6回には林安可に中押しソロを浴び、大量リードを許した。打線は10安打、6四球と終始塁上をにぎわせたが、3併殺を記録するなど11残塁。ハーラートップタイ11勝目を献上した相手左腕・武内を攻めきれなかった。
上位対決3連戦を2勝1敗で終え、西武とのゲーム差は「5」から「6」に広がった。次カードで迎え撃つのは、6ゲーム差の3位につける日本ハム。破竹の8連勝と勢いに乗って福岡に乗り込んでくるだけに、小久保裕紀監督(54)は西武戦後「日本ハムはめちゃくちゃ状態がいい。打線の方で厚みを加えるために山川穂高を呼びます」と、起爆剤として6月から二軍再調整中の山川穂高内野手(34)の一軍昇格を明言した。
山川はシーズン序盤46試合に出場して、打率1割7分5厘、9本塁打、25打点と打撃の状態が安定せず苦しんだ。ファームでは50試合に出場して、打率2割4分8厘、12本塁打、32打点。8月中旬に右目の感染症のため一時戦列を離れていたが、9月1日から実戦復帰し、2日の二軍・中日戦でファーム・リーグ西地区ダントツの12号2ランを放った。
文字通り「起爆剤」としての一軍昇格となる。8日の日本ハム戦、相手先発は2試合連続で封じ込められている山崎の見込み。指揮官が「何か対策を練らないと。漠然と打ちにいったら同じ結果になる」と前回対戦直後から警戒を強めていた左腕だ。チームはここまで貯金30を積み上げ、首位独走中。うまく事が運んでいるだけに山川の昇格判断は難しく、ゆえに小久保監督の専権事項とも言えた。
かねて「優勝するためにあの爆発力は必要」と山川を欠かせないピースと認めてきた小久保監督。本塁打王4度の大砲・山川は真価を発揮し、指揮官の期待に応えられるか。












