高市早苗首相は今月中旬にも内閣改造と自民党の役員人事を行う。焦点となっているのは鈴木俊一幹事長の処遇だ。麻生太郎副総裁の義弟に当たる鈴木氏を外せば、麻生氏に弓を引くことになりかねず、苦慮しているという。
高市首相は今月下旬に予定している米ニューヨークでの国連総会出席を前に内閣改造、党役員人事に踏み切るとみられる。先月25日に高市首相は麻生氏と首相官邸でサシで会食し、意見交換したとみられる。内閣で女房役となる木原稔官房長官は続投が濃厚だが、党を仕切る鈴木氏は交代か、続投かで慎重に検討を進めている。
「昨年の総裁選で高市首相の勝利をお膳立てしたのが麻生氏で、鈴木氏を幹事長に就けていた。ただ、高市首相と鈴木氏の折り合いは必ずしもよくない。高市首相は気心が知れる萩生田光一氏を据えたく、鈴木氏を他の党四役や重要閣僚に横滑りさせる案も出ているが、麻生氏からすれば幹事長ポストに代わるものはなく、納得するかどうか」(永田町関係者)
来年9月には総裁任期が満了し、総裁選で再選するには麻生氏との協力態勢を維持しなければならない。麻生氏を敵に回せば、再選どころか首相の座からも引きずり下ろされることにもなりかねない。
「高市首相の悩みどころは鈴木氏に失策がないことでしょう。内閣支持率の下落要因は、高市首相周辺の中傷動画作成疑惑や自身の発言によるもの。2月の衆院選で、自民党が過去最多の議席を獲得した際の幹事長をわずか7か月で、代えるとなれば、それなりの大義名分が必要となる」(同)
高市首相は内閣改造、党役員人事で、再び支持率を上昇させたい思惑があるが、簡単には事が進みそうにない。












