中道改革連合がわずか7か月で事実上の分裂となった。8月31日、中道、立憲民主党、公明党の3党党首が会談し、合流を断念した。今後、中道の公明出身議員が離脱する方向だが、永田町では公明党と自民党の復縁も取りざたされ、再び流動化は必至だ。
中道の小川淳也代表、立憲の水岡俊一代表、公明の竹谷とし子代表が会談し、3党は合流しないことが確認された。今年1月に高市早苗首相が電撃解散を表明したことを受け、立憲と公明は水面下で進めていた新党を結成し、応戦に出たが、結果は公示前167議席から49議席に減らす大惨敗を喫した。
本来、参院に残った立憲や公明の議員や地方議員は、衆院選後に中道へ合流する手はずだったが、来年の統一地方選や2年後の参院選で苦戦が予想されることから、構想は崩れ、合流は先送りとなっていた。
中道の小川代表は「中道に集った仲間が再起動していくための新たな形態を見いだしたい」「3党の協力態勢が切れるわけではない」と話し、分裂しても衆院で立憲系と公明系で統一会派を結成し、協調路線を歩みたい考えだが、参院では既に公明の西田実仁幹事長が「根本の政策が一致していない現状で、統一会派を組む動きは難しい」と立憲側に拒否を通告しており、足並みは全く揃っていない。
「今後、公明党がどういう立ち回りをするかが政局のカギになる。自民党との復縁もあり得るでしょう」と指摘するのは永田町関係者だ。もともと公明が与党から離脱したのは〝タカ派〟色が強い高市首相へのアレルギーからだった。
「中道への合流が破談となって、統一地方選を控える公明の地方議員は雑音から解放され、足元を固められる。地方議会では依然、自民と公明が手を取り合っている。国政でも『政権与党でなければやはりダメだ』との声は強まるでしょう。高市政権のままでは難しいが、次の衆院選は最長で3年半後で、首相が代わる可能性はある。再び公明から秋波を送られれば、公明票の効果を分かっている自民は誘惑に駆られることになるでしょう」(前同)
公明と自民の連立解消は〝熟年離婚〟といわれ、立憲との7か月の〝スピード破局〟を経て、そう遠くない時期に自民との〝復縁・再婚〟の可能性は大いにありそうだ。












