カズことJ3福島の元日本代表FW三浦知良(59)が26日、0―1で敗れたJ1横浜Mとの天皇杯2回戦(日産)でベンチから出番なしに終わった。
大山クラブ(山形)との1回戦でPKの2得点を挙げており、この日もゴールが期待された。試合中も入念なウオーミングアップで出番を待ったが、最後までお呼びはかからなかった。大ベテランは「プレーできなくて悔しく思う」と唇をかんだ。後半途中出場した横浜MのMF三井寺眞(16)との43歳差対決は実現しなかったが、試合後のユニホーム交換で再会を約束した。
寺田周平監督が「起用するプランはあったが、その展開にはならなかった」と説明したように、今後に向けては開幕から3試合出場のないリーグ戦でも出場機会はありそう。盟友の元日本代表FW武田修宏氏(59=本紙評論家)は、今季のさらなる得点は不可能ではないとの見方を示した。
この日はスタンドで試合を観戦した武田氏は「しっかりボールを止めて蹴るというところや、クロスボールに合わせるとか、飛びこむところはやっぱりうまい。決め切る力も持っている。カズさんのプレーはずっと見ているけど、60歳になろうが70歳になろうが、そこは変わらない。チャンスが来れば決めると思うよ。この前、PKを決めたのも毎日練習を欠かさないからこそじゃないかな」と力説した。
衰え知らずの技術だけでなく、サッカーと向き合う姿勢も随一だという。「Jリーグを見ていてカズさんが、1点の重みを一番強く感じているのではないかな。だからシュート1本にもこだわるし、大事にする。一つのゴールが人生を変えるというのをわかっているからだし、そういうところをほかのJリーガーも見習ってほしい」。
来年2月26日には還暦を迎えるカズが、まだまだ現役選手として後輩たちの道しるべになっていきそうだ。












