ドジャース・大谷翔平投手(32)とカブスの「PCA」ことピート・クローアームストロング外野手(24)のナ・リーグMVP争いが過熱している。そんな中、スポーツ専門局「ESPN」がドジャースとカブス以外の9球団に所属する選手21人にMVPに関する取材を行った結果を19日(日本時間20日)、報じた。
PCAを推したのは過半数以上の15人。「難しい選択だね。PCAは本当に素晴らしいけど、大谷は打撃も投球もすべてこなすから。僕はPCAを選ぶよ」(ヤンキースのルイス・ガルシア内野手)
「もし大谷が投げていたら、たぶん彼を選んでいただろうね。でもPCAは信じられないほど素晴らしい。見ていてすごく楽しいし、エキサイティングな選手だ。試合の流れを変える力がある。かつて一緒にプレーしたボビー・ウィットをほうふつさせるよ。今のところ僕はPCA推しだね」(レッズのブレイディ・シンガー投手)
「もし大谷が投げていれば、議論の余地はあまりないだろうけど、現実はそうじゃない。ここ2か月間、PCAやカブスの試合を見た人なら誰でも分かるはずさ。彼はグラウンドに立つたびに、フィールド上で最高の選手なんだ」(ガーディアンズのリース・ホスキンス内野手)
「大谷の投球は素晴らしいけれど、僕ならPCAを選ぶかな。WARなどを見ればどちらも驚異的な数字を残しているけれど、ピートを推すね」(ホワイトソックスのアンソニー・ケイ投手)
「ミネソタにいた頃、ロッコ・バルデッリ監督と似たような議論をしたことがあるんだ。当時は大谷とジャッジの比較だった。ジャッジは当時、ライトとして最高の守備力を持っていた。ロッコはこう言っていたよ。『ジャッジが守備で稼ぐWARと、大谷が投球で稼ぐWARを比較すべきだ』と。そして、打撃成績が互角なら、そこで判断できるとね。だから、僕ならPCAを選ぶね」(レッズのエミリオ・パガン投手)
一方、大谷を推したのは4人。「サイ・ヤング賞レベルの投球を半シーズン見せ、さらに打撃でもあれだけの活躍をする。投打の両面でこれほどのことを成し遂げた選手は他にいない。僕なら彼に投票するよ」(ホワイトソックスのショーン・バーク投手)
「彼こそが最も価値ある選手だ。おそらく史上最高の選手だろう。MVPは『その年の活躍』を評価する賞だとは分かっているけれど、それでも大谷が最高だと思う。前半戦のマウンドでの活躍だけで、僕には十分だった」(ホワイトソックスのドリュー・ロモ捕手)
2人が両者のダブル受賞に挙げたという。
同局が行った選手間投票では意外にも大差がつき、15―4でPCAの〝圧勝〟。この結果について同局は「クローアームストロングをナ・リーグMVPに選んだ選手たちとの対話から、極めて明白な2つの論点が浮かび上がった。それは、彼がセンターとしてエリート級の守備を見せていること、そして大谷が現在投球していないという事実がPCAにチャンスをもたらしたことだ」と解説した。












