プロレスラーの谷津嘉章(70)が、4日(日本時間5日)に85歳で亡くなったドリー・ファンク・ジュニアさんを追悼した。

 元NWA世界ヘビー級王者のドリーさんは、弟・テリーさんとのタッグ「ザ・ファンクス」で1970~80年代に絶大な人気を誇った。谷津はジャパンプロレス時代の84年から全日本のリングに上がり、長州力とのタッグなどでザ・ファンクスと激闘を繰り広げた。

 訃報を受けて「プロレスラーとしては長生きしたんだよ。俺は80歳まで生きられれば十分だと思っている」と哀悼の意を表した。また、兄弟の人柄については「テリーはやんちゃ坊主な感じだけど、ドリーはお父さんみたいな。いいあんちゃんだよね、常識人」と明かした。

 ドリーさんはレスリング技術の高さと精神力の強さが持ち味で、正統派レスラーとして活躍。谷津は「長州さんのハイスパートレスリングから見れば、ああいうのは苦手でしょう。じわじわやってくるのは。そう考えると、(ザ・ファンクスは)無理してよくやったなと。(ジャイアント)馬場さんとか長州さんが苦手ですよ」と当時を振り返る。

 その上で「アメリカンプロレスの最後の砦の一人。今の日本だと、あれはウケないよね。馬場さんがいたからウケた部分もあっただろうし」と感慨深げに語った。

 障がい者レスリング連盟の統括を務める谷津は15日、都内で障がい者レスリング教室を開催。イーグルプロレスのレスラーと参加者を指導し、夢のパラリンピック正式種目入りへ第一歩を踏み出した。

レスリング協会名誉会長の福田富昭(右)とともに、障がい者レスリング教室の会場を訪れた谷津
レスリング協会名誉会長の福田富昭(右)とともに、障がい者レスリング教室の会場を訪れた谷津