ノアのシングルリーグ戦「N―1 VICTORY 2026」優勝決定戦(4日、国立代々木競技場第2体育館)で、OZAWA(29)が清宮海斗(30)を下し初制覇を果たした。

 Aブロックを勝ち点10(5勝2敗)で突破したOZAWAは、Bブロックを勝ち点11(5勝1敗1分け)だった清宮と頂点を争い激突。相変わらずのラフフライトと人を食ったような態度を織り交ぜながらの戦いを展開する。戦前の挑発もあって怒り心頭の清宮を前にブレイクダンスを披露すると、そこにミサイルキックを打ち込まれるなどやりあった。

 その後、蹴りとエルボーを交錯させるなど互いに一歩も引かず。猛虎原爆固めからスカイウォークエルボーをねらわれたが、立ち上がってフェースバスターで切り返した。さらにレフェリーのブラインドをついて金的攻撃を決めてからロープの反動を利用したムーンサルトプレスを放つなど攻め込む。だが、続いて狙ったREAL REBELはかわされて仕留めきれず。その後も2人は白熱の攻防を続けた。

 15分が経過したところで右ヒザの痛みを訴えてレフェリーの気をひいてから、清宮の攻撃をレフェリーに誤爆を誘う。一気になだれ込んだT2KXのメンバーは清宮に返り討ちにあったが、OZAWAはバスターで叩きつけてフォールに入る。だが、レフェリーは意識を戻さずカウントは数えられなかった。

 一進一退の攻防は続いたが終盤、清宮のダブルアームロックを脱すると、電光石火の逆さ押さえ込みを敢行だ。これを返されると閃光魔術弾にスカイウォークエルボーと清宮の必殺技を続けてコピー。これに狂乱の笑みを浮かべる清宮から最後の反撃を受けたが、コーナーに上がったところを雪崩式スパニッシュフライで叩きつけて動きを止めることに成功する。そして顔面をひとなめしてからビッグベンエッジ、Real Rebelとつないで優勝の3カウントを聞いた。

Real Rebelを決めるOZAWA(上)
Real Rebelを決めるOZAWA(上)

 23分22秒の戦いを終え、マイクを持ったOZAWAは「私のためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。N―1 VICTORY、優勝したのは私、OZAWAだ!」として歓声を浴びる。さらに放送席の内藤に視線を送り、25日の東京・両国国技館大会で挑戦することを高らかに叫ぶと「おい、内藤。ノアを業界トップに挙げたいらしいな。お前がしゃべることがGHCタイトルマッチの一番のプロモーションになる。ここにきて、何かしゃべれ」と命令した。

 これに応じた内藤から「OZAWA選手、優勝おめでとうございます。これで10月25日、両国大会メインイベントで挑戦するわけでしょ? 決定したわけでしょ? さあ、OZAWAくん、意気込みをどうぞ語ってみてくださいよ」と返された。OZAWAは「意気込みは、内藤選手から、どうぞ」とするも、内藤はもちろん「その答えはもちろん、トランキーロ、あっせんなよ! さあ、君の番だよ。意気込みを語ってもらおうか」と話した。

 OZAWAは「便利な言葉だな、おい。今振ってきたのって、俺にトランキーロって言わせたかったのかな…。何かと新日、新日って、引きずってるけどさ、新日本時代のことに未練があるんじゃないの?」と笑みだ。客席を見渡すと「新日本のことばっかり考えているヤツにベルト持たせてたらまた泥船に戻っちまうよ。みなさま次回はこの新日を引きずった男内藤からGHCのベルトを引きはがします!」と話して歓声を浴び、内藤がリングに置いていったベルトを肩にかけて撮影に応じるのだった。

 その後のコメントスペースでは「イージーだったな。5分以内で決着したんじゃない? これでシングル3連勝か。俺と肩を並べていい選手じゃないんだよ、ザコが」と清宮を切り捨てる。最後に王座奪取を確信すると「ベルトを取って、オオワダサン(現・煌牙)と事実上のノア最高峰の戦いを魅せるので楽しみにしていてください」と、早くも初防衛戦に腕をぶしていた。