逆襲モードに入ったF1アストンマーティンを重鎮ギュンター・シュタイナー氏が絶賛した。

 今季からアストンマーティンとホンダがタッグを組んだが、開幕から歴史的な低迷が続いていた。しかし7月26日のハンガリー・グランプリ(GP)決勝では大型アップデート(改良)効果により、ランス・ストロールが13位、フェルナンド・アロンソが14位と驚異のジャンプアップを見せた。

 アストンマーティンは今後〝アップデート攻勢〟をかける方針で、夏季休暇明け初戦となるオランダGP(決勝=8月23日)では、いよいよホンダのパワーユニット(PU)が進化を披露する予定だ。

 そうした中、辛口で知られるシュタイナー氏が異例の賛辞を贈った。オランダのモータースポーツ専門メディア「レーシングニュース365」が伝えている。

「シュタイナーはイギリスチームの巻き返しに感銘を受け、夏休み明けのザントフォールトでの再開初戦に向けて、ホンダのエンジンアップグレードに期待を寄せている」と同メディアは強調。そして、ポッドキャスト番組「レッドフラッグス」に出演したシュタイナー氏はアストンマーティンについてこう力説した。

「彼らは非常に良い仕事をした。そして最終的にどうなったか? われわれが言ったように、彼らは2秒速くなった」と称賛。「彼らはまだポイント圏外だが、よくやったと言えるだろう。つまり、彼らがどこにいて、どこまで順位を上げたかを批判することはできない。彼らはウィリアムズ、ハース、キャデラックを追い抜いたのだから」と戦闘力の大幅向上を高く評価した。

「みんな『アップグレードもするし、あれもこれもやる』って言うけど、うまくいかないものなんだ。アストンマーティンは非常に短期間で全く新しい車を開発した。もちろん、アストンマーティンとして最終的に目指す姿ではないだろうが、少なくとも彼らはそこから何らかの満足感を得たはず。なぜなら彼らが本当に復活できるのか、誰もが疑っていたからだ。しかし、彼らは復活した。もし新しいエンジンも搭載されれば、さらに良い結果につながる」とホンダエンジン次第でさらなる躍進が期待できると強調した。

 アストンマーティン&ホンダの快進撃が始まるのか、夏季休暇明けが楽しみだ。