カナダ、ミネソタ州などで発生した広範囲に及ぶ山火事の影響がMLBの試合にも及んだ。16日(日本時間17日)のフィラデルフィアで行われたフィリーズ―メッツ戦は球場が濃霧のような煙に見舞われた。空全体が白く霞み、球場側は風の流れによる煙の滞留を予測して試合開始を1時間早めてスタート。悪条件の中でアルバレスが2本塁打し、メッツが4―1と勝利をモノにした。

 マスクを着けて観戦する観客もおり、当然ながら視界の悪さを訴える選手が続出。3勝目を上げたスコットは「終盤は少し煙が濃くなった。まるで金属を吸い込んでいるような感じだった」とこぼし「まるでキャンプファイヤーのそばに座っているようだった」(ベンジ)、「目がヒリヒリして少し痒かった」(バティ)と話していたと米メディア「ニューヨークポスト」などが伝えている。

 フィリーズのマッティングリー監督は「明らかに霧がかかったような感じだった。審判が試合前に選手たちに声をかけて、体調を確認していました。大きな問題には見えませんでしたが、霧がかかったようだった」と話した。カナダで発生した大規模な山火事は米国北東部にも影響を及ぼし、煙の範囲は拡大する一方。MLBのみならず、19日(日本時間20日)にニューヨークで行われる北中米W杯の決勝戦への影響も危惧されている。