ドジャースの大谷翔平投手(32)は8日(日本時間9日)に本拠地ロサンゼルスでのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数無安打だった。打率2割9分。チームは4―3で競り勝ち、5カード連続勝ち越しとした。

 大歓声がことごとくタメ息に変わった。初回先頭はメジャー初先発の新人右腕ヒューズのカウント2―2からの5球目、内角高めの93・5マイル(約150・5キロ)のフォーシームを打ち上げて、右飛だった。

 3―2の2回一死無走者は真ん中高めの94マイル(約151・3キロ)のフォーシームにバットを空を切り3球三振。3―3の5回一死無走者は真ん中高めの86・7マイル(約139・5キロ)のスイーパーを逆方向へ運ぶも平凡な左飛に倒れた。

 無死満塁のピンチを無失点で切り抜け、ファンが勝ち越し弾を期待した8回先頭は3球三振。3番手の右腕センサテーラの外角の92・7マイル(約149・2キロ)のカットボールに手が出ずに見逃し三振だった。続くエドマン、フリーマン、ベッツの3連打で4―3と勝ち越し、9回は左腕スコットが三者凡退に抑えて、競り勝った。

 この日、〝神話〟が崩れた。昨年のナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で3本塁打と10奪三振をマークした「野球史上最高の試合」と呼ばれる伝説的活躍を記念した第2弾で投手バージョンを5万4000人に配布すると発表していた。しかし、地区最下位のロッキーズ戦ということが影響したのか、観衆は4万9996人と満員にならなかた。

 また、ドジャース移籍後、ボブルヘッドデーは初めて配布された24年5月16日のレッズ戦のみ2打数無安打だったが、その後の6試合は「大谷デー」。通算7試合で24打数10安打、打率3割5分7厘、4本塁打、9打点だった。

 もっとも無安打に終わったものの内容は悪くない。休養日を1日挟んで、10日(同11日)の本拠地ダイヤモンドバックス戦で前半戦最後の先発マウンドに上がる。直近4試合連続で失点(14失点=自責点13)しているだけに、〝締め〟の快投に期待だ。