サッカーの北中米W杯決勝トーナメント1回戦(30日=日本時間1日、米国・ダラス)、7大会ぶり出場のノルウェーはコートジボワールを2―1で下した。1次リーグI組最終戦となったフランス戦は温存策でプレーしなかった〝怪物〟FWアーリング・ハーランド(25=マンチェスター・シティー)が先発し、今大会5点目となる決勝ゴールをマークし、ベスト16進出を決めた。2回戦(5日=同6日、米国・ニューヨーク)では森保ジャパンに勝利したブラジルと対戦する。

 ノルウェーはボールを保持して展開するも前半ハイドレーションブレーク(飲水タイム)後はコートジボワールの攻撃を受ける時間が続いた。我慢強く守備を続けると、39分に左サイドからFWアントニオ・ヌサ(ライプチヒ)がドリブルでペナルティーエリアに侵入し、最後は右足で先制弾を決めた。

 勢いに乗るノルウェーは、その後もセットプレーなどでチャンスをつくり、ハーランドも42分に左足でボレーシュートを放つが、相手にブロックされた。後半18分にはハーランドが相手のセットプレーでボールをクリアすると、そのまま一気に駆け上がる。ゴール前まであと一歩及ばなかったものの、守備の時にもピンチをチャンスに変えてみせた。

 その後、29分に途中出場のFWアマド・ディアロ(マンチェスター・ユナイテッド)にドリブル突破され、同点弾を許す。1ー1で追いつかれた41分、ついにエースが本領を発揮する。右サイドのMFパトリク・ベルグ(ボデグリムト)からのクロスにハーランドが左足で押し込み、勝ち越しに成功。そのまま勝利した。

バイキングの兜をかぶっておどけるFWハーランド(ロイター)
バイキングの兜をかぶっておどけるFWハーランド(ロイター)

 ハーランドは今大会5点目。代表公式戦13試合連続ゴールで、その間に25点をマーク。また国際Aマッチ53試合60得点と自身が持つ同国最多記録も更新した。チームも1998年フランス大会以来となる7大会ぶりの出場で過去最高のベスト16に並んだ。ハーランドは「最高だ。この旅の一部になれて、うれしい。本当に大きなことだ」と喜びをあらわにした。

 16強で争う決勝トーナメント2回戦ではブラジルと対戦する。25歳のストライカーは「ベスト16でブラジルと対戦するなんて信じられない。だから、ただ喜ぶしかないし、これは一つの旅なんだと思うしかない」と〝王国〟との戦いを心待ちにしつつ、勝利の可能性には「かなり低いね」と苦笑いを浮かべていた。