中道改革連合から吉田晴美前衆院議員が15日に離党。当選2回ながら立憲民主党時代には代表選に出馬し、代表代行まで務めた人物だけに衝撃が走っている。

 吉田氏はXで「先の総選挙で有権者の皆様に、吉田は変わったのかという戸惑いや混乱を与えてしまったことを、真摯に受け止めています」と、立憲から中道への急な変化が有権者に受け入れられなかったとした。中道の階猛幹事長は「常識では考えられない」と吉田氏の行動を批判した。

 また、吉田氏はTBSの取材に「国民の皆さまのために、期待を集める大きなかたまりを作るために行動していきたい」と新たな政治団体の結成を示唆。中道の次期エース候補が新団体結成となれば話題になるのは間違いない。

 今年2月の衆院選直前に結成された中道はいまだ支持率回復の流れに乗れていない。参議院に残る立憲と公明党との合流もメドが立っていない。〝吉田新党〟となれば追随者も現れかねないのではないか。

 これに中道議員は「いや、追随者はいないでしょう」とキッパリ。「吉田氏は以前から杉並区長選を無所属でやりたいと言っていましたから、離党には驚いていません」と明かした。

 東京・杉並区長選は6月21日告示、同28日投票で行われる。現職の岸本聡子区長に前区長の田中良氏や自民党前区議の大和田伸氏、国際ビジネスコンサルタントの増田義彦氏が出馬予定となっている。吉田氏が岸本氏を支援する一方で、公明党の地元議員が田中氏へ応援メッセージを出しており、中道としてまとまれない状況にあった。

 吉田氏はXで中道や立憲と対抗する意志はないと表明。あくまで対自民党のために動きだとしている。前出の中道議員は「まだ彼女には組織をリードする立場は早いのではないか」と経験不足を指摘した。

 岸本氏が再選となれば吉田氏の評価も上がりそうだが…。