北中米W杯1次リーグJ組初戦(16日=日本時間17日、米国・カンザスシティー)、前回王者のアルゼンチンはアルジェリアに3―0で快勝した。この試合でヒーローになったのはハットトリックを決めたFWリオネル・メッシ(マイアミ)。前半17分に先制弾を決めた直後に、ユニホームで涙を拭う様子が見られた。

 アルゼンチンメディア「オレ」によると、試合後、この涙の理由を聞かれたメッシは、詳細に言及しなかったものの「正直なところ、これはスポーツとは全く関係のない問題だ。ここ数日は大変で複雑な日々だったが、代表スタッフ全員、そしてチームメートには心から感謝している。彼らが常に私のそばにいて、多くの力を与えてくれたおかげで、すべてがうまくいっている」と明かしたという。

 さらに、この3ゴールでメッシはW杯通算16ゴールを達成し、最多記録を持つ元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼ氏と並んだ。「もちろん、そこにいられるのは光栄だ」としながらも「結局のところ、それは統計の問題であって、それ以外は何でもない。彼ら全員と競えるのは誇りだが、それは何の意味もない」と数字は気にしていないようだ。

 苦悩を乗り越え、初戦でいきなり最多得点に並んだメッシは、また一つ歴史を塗り替えようとしている。