栃木・宇都宮市に出没したクマが9日、捕獲された。捕獲の様子は昼の情報番組で生中継された。

 捕獲が行われたのはJR宇都宮駅から南東に約2・5キロの住宅街。ある住宅の敷地にいたクマを猟友会関係者や警察が取り囲み、麻酔銃を使用し、眠らせた。捕獲されたのは成獣で体長1メートルほどだったという。これまでの目撃情報からクマはほかにもいる可能性がある。

 捕獲されたクマがどこから来たかは判然としないが、住宅街を流れる川をゆったりと泳ぐ姿が動画に収められており、川は移動経路になり得るようだ。また、クマは川からコンクリートの護岸を登って住宅の敷地に侵入していた。

 この様子にSNSでは「クマが川を泳いで岸をよじ登り、塀を越えて住宅の敷地に入っていく映像が恐怖だった」「熊は賢いし何でも器用だな」と衝撃が走っている。

 アグレッシブなクマの行動力に「東京も時間の問題かな」「東京23区でも多摩川沿いの世田谷区とか大田区は危ないのでは」「奥多摩から多摩川を伝って二子玉川に熊が出たりするかもな」と、東京都心部にクマが近づいてくる可能性を指摘する投稿も相次いだ。

 東京でも八王子市などでクマが目撃されている。5月には東京・昭島市の多摩川河川敷にある「多摩川緑地くじら運動公園」で大型獣のフンが発見。クマのものかと疑われたが、今月4日にイノシシのものと判明する騒動があった。公園で散歩する地元男性は「クマがいたなんて聞いたことないけどイノシシはいる」と指摘した。

 とはいえ、多摩川は山間部とつながっており、クマの昭島進出も否定できない。「河川敷は木が茂っているところがあるから、そこを伝って山の方からクマが来てもおかしくはない。(日野方面にある)多摩大橋の向こうは木の部分が少なくなるけど、(フンが見つかった河川敷の)対岸は木々に覆われているからクマが川を渡ることができるなら茂みに隠れながら東に行けると思うよ」(同)

 今年もクマのニュースが増えそうだ。