北中米W杯(11日開幕)に出場するコンゴ民主共和国とチリの国際親善試合が保健当局の指示で中止となった。英「BBC」など各メディアが報じた。

 コンゴ代表は9日にスペインのリゾート地として知られるラ・リネアでチリと対戦する予定だった。各メディアによると、ラ・リネア・デ・ラ・コンセプシオン市のフアン・フランコ市長は試合を中止にする政令に署名したという。フランコ市長は「保健サービスの責任者による報告書は起こりうる健康リスクを考慮し、試合の開催に断固として反対すると勧告している」と語った。

 コンゴ民主共和国ではエボラ出血熱が発生。多数の死者が出ており、スペインの保健当局は健康上の懸念を示した。全選手は海外クラブ所属でコンゴには入国していないが、何人かのスタッフやファンが同国から渡航している。3日に予定されているデンマーク戦(ベルギー・リエージュ)は開催されるという。

円陣を組むコンゴ代表(ロイター)
円陣を組むコンゴ代表(ロイター)

 W杯開催国の米国ではエボラ出血熱の発生を受けてコンゴ民主共和国やウガンダ、南スーダンに滞在した人たちの入国を禁止し、3週間の経過観察期間を義務付けている。W杯1次リーグK組のコンゴはポルトガル、コロンビア、ウズベキスタンと対戦する。