名門ジムの新スター候補だ。ボクシングの大橋ジムは30日、横浜市内で会見を開き、高校3冠の片岡叶夢(18)が同ジムからプロデビューすることを発表した。軽量級ながら手足の長い171センチで、同ジムの大橋秀行会長も絶賛するクール男子は、幼いころからの夢である世界王者を目標に掲げた。

 アマチュア6冠で24日にプロデビューした片岡雷斗(大橋)の弟である片岡は、さわやかなスカイブルーのスーツを着こなして登場。その姿は、現役時代に〝ボクシング界の田原俊彦〟と呼ばれた大橋会長も「大橋ジムはいい男が結構多いと思うんですけど、その中でもトップクラス」と話すほどだ。

 それもそのはず。昨年に「親が勝手に応募していた」という「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の2次審査を突破してベスト150に進出。しかし、その後の選考スケジュールとボクシングを両立できず、「ボクシングが好きで、練習とかできなくなるのが嫌だった」と、やむなく辞退した。

 井上や前WBO世界バンタム級王者・武居由樹ら同門のスター選手とスパーリング相手を務めるなど実力面も期待大。大橋会長は「この長身からアウトボクシングのテクニック。そして、一番はパンチ力。このパンチ力を生かして、これだけいい男ですから、すごい人気につながっていくと思います」と高く評価する。

 片岡の憧れの存在は井上尚弥であり「小さいときからアマチュアとかオリンピックではなく、プロで世界チャンピオンになりたかった」と目標を掲げる。階級はスーパーフライ級かバンタム級から始める考えで「実力もそうですけど、夢や希望を与えられるような選手になりたい」と目を輝かせた。

 大橋会長は兄の雷斗に、その名前から「ザ・サンダー」とニックネームをつけている。片岡は名前に夢の文字があることで「ザ・ドリーム」と命名した。来月のB級プロテストに合格すれば6月10日にデビュー戦を行う予定。ボクシング界のスーパーボーイになれるか。