フィギュアスケートの世界選手権(チェコ・プラハ)、今季限りで引退する女子の坂本花織(25=シスメックス)が今季世界最高となる合計238・28点(SP79・31、FR158・97)をマークし、2年ぶり4度目の優勝を果たした。フィギュア大国ロシアも坂本のパフォーマンスに脱帽した。

 ロシアメディア「ソブスポーツ」は世界選手権に向けて「アデリア・ペトロシャンも出場しない。完璧な演技をすれば優勝できたはずのロシア人選手だが、ロシアのフィギュアスケーターは依然としてISU(国際スケート連盟)主催の大会への出場が認められていない」と報道。大国のプライドをのぞかせていた。

 しかし、同国メディア「SPORTSEXPRESS」は「予想通りに坂本花織が優勝し、そのまま引退した。審査員は坂本に158・97点(合計238・28点)を与え、彼女はグランドマスター級の差をつけて金メダルを獲得した」とし「仮にペトロシャンの出場が認められていたとしても、チェコでメダルは獲得できなかったでしょう。五輪と同じ得点(214・53点)を獲得したとしても4位止まりだったはず」と今季世界最高点を出した坂本にかなわなかったという。

 SNSやネット上では坂本の快挙に「ロシア勢がいないから」「ロシア勢は4回転を跳ぶ」という意見も書き込まれていたが、ショートプログラム(SP)で首位に立ち、フリーでも圧巻の〝ラストダンス〟を披露、同メディアは「坂本の素晴らしいパフォーマンスに勝ち目はなかった」と報じていた。