MLBの2026年シーズンが25日(日本時間26日)、サンフランシスコで開催されたジャイアンツ対ヤンキース戦で開幕。この試合は米動画配信大手のネットフリックスが独占ライブ配信した。

 先のWBCを日本国内で独占放送して波紋を呼んだネットフリックスにとって、これが初めてのレギュラーシーズンMLB中継となった。しかし、その記念すべき〝デビュー戦〟でいきなり歴史的瞬間を撮り逃すという痛いミスを犯してしまった。

 4回無死から、球審のストライク判定に打席のヤンキースのホセ・カバジェロ内野手(29)がヘルメットをたたいて「チャレンジ」。今季から導入されたストライクとボールの判定を機械が補助する「ロボット審判」の記念すべき適用第1号となり、観衆は固唾をのんだ。

 しかし、中継ではこの時、ジャイアンツのトニー・ビデロ新監督(47)のインタビューを流しており、画面が切り替わったのは「ストライク判定」が出た直後。視聴者は「ロボット審判」の〝第一声〟を生で目撃することができなかった。

 米メディア「AWFUL ANNOUNCING」がXで「タイミングが悪かった。MLB史上初のABSチャレンジは試合中のインタビュー中に起こった」と速報すると「この放送はひどすぎる」「ゲーム中のインタビューほど嫌われるものはない」と怒りのコメントが殺到。同メディアは「ダッグアウトでのインタビューのために野球史上初のABSチャレンジを見逃すというのは、経験豊富な放送局が犯さないようなミスであり、試合前の宣伝の多さはネットフリックスと野球の境界線がまだ完全には理解されていないことを示唆していた。この二つの問題は関連している。ネットフリックスは開幕戦を、たまたま野球の試合が含まれているネットフリックスのイベントとして扱ったが、視聴者が何を見るために視聴しているのかをきちんと認識していた時の方が放送は良かった」と苦言を呈した。