女子プロレス「スターダム」の玖麗さやか(25)が、自身の決断の真意を明かした。
これまでワールド王者の上谷沙弥に何度も挑戦を断られ続けてきた玖麗だったが、15日の横浜大会で王者に直接勝利。自身の属する「コズミック・エンジェルズ(CA)」解散を条件に挑戦を表明すると、ようやく王者から認められ、4月26日の横浜アリーナ大会で王座戦が決定した。同試合を振り返った玖麗は「もう必死で、途中からほとんど記憶がないです。1か月ずっとリングで会えなかったので、やっと対峙できたのはうれしかった。途中でエルボーがいいところに入ってしまって、このままだとまたいつもと同じだと思って。そこからはほぼ無意識で動いていました」と語った。
横浜大会後、ファンの間では玖麗がCAの解散をかけて王座に挑むことに、賛否両論が渦巻いた。自身の決断に玖麗は「CAは自分にとって本当に大切な居場所。だからこそ絶対に守らないといけないし、逃げたくなかった。赤いベルト(ワールド王座)が上谷沙弥にとって大切なものなら、自分も同じくらい大切なものをかけないと向き合えないと思いました」と明かす。
CAは昨年4月に上谷との敗者引退マッチに敗れ引退した師匠の中野たむが2020年11月に創設した人気ユニット。それだけに「身の程を知れ」「お前の立つ場所じゃない」や「リングを下りろ」など多くの批判の声を浴びたという。「試合やSNSも見て傷つく意見もあったし、自分の発言や行動で戸惑わせてしまった人がいることも感じました。だからこそ、それを覆すには試合で、結果で、行動で示していくしかない。その一方で変わらず応援してくれる人の言葉に、何度も支えられました。どんな意見も感情もその全部が今の自分を動かしていると思います」と力強く語った。
怨敵・上谷から王座を奪い、批判の声も封じ込める覚悟はある。「自分が誰かの後を埋める存在じゃなくて、この世界の続きをつくる存在になれるって証明したい。でも、それは名前を背負うことでも、守ることでもない。その人が命がけで残した輝きを次の形にしていくことだと思っています。そして今の上谷沙弥と、スターダムを取り巻く環境や流れも変えたい。その役割は誰の代わりでもなく、玖麗さやかとして自分が担いたいです」と目をぎらつかせる。
「CAの思いも、自分の覚悟も全部背負って必ず取りにいきます。この一戦で自分のこれまでとこれから、全部を証明したいです」。
玖麗が団体の頂点へ一気に駆け上がる。













