女子プロレス「スターダム」のなつぽい(30)が、複雑な胸中を明かした。

 15日の横浜大会で同じ「コズミック・エンジェルズ(CA)」の玖麗さやかと組み、極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の上谷沙弥&小波と激突した。これまでワールド王者の上谷に何度も挑戦を断られ続けてきた玖麗が、同試合で王者に直接勝利。CA解散を条件に挑戦を表明するとようやく王者から認められ、4月26日の横浜アリーナ大会で玖麗が上谷に挑む王座戦が決定した。

 CA解散は玖麗の独断だったと明かしたなつぽいは、昨年4月に敗者引退マッチで上谷に敗れ引退した盟友の中野たむを思い出したという。「隣にいた私として、たむちゃんの時も今回の玖麗も本人が出した覚悟について全力で背中を押してたつもりだったけど、どこか寂しくて心はずっと置いてけぼりな気持ちもあった」と振り返りつつ「たむちゃんの最後の試合はセコンドにも就けなくてモニターで見ることしかできなくて。その突っ走って周りが見えなくなっちゃうところも、かつてのリーダー(中野)と似ているなって。この前の試合後、去年感じた思いがもう一度湧き上がってきましたね」と眉間にしわを寄せる。

 その一方で玖麗から相談がなかったことに先輩として反省する部分もあるという。「今回の決断について、自分が頼れる存在じゃなかったと思うと申し訳なかった気持ちもある」と唇をかみしめつつ「最後の最後までたむちゃんは引退しないって信じてたけど、結果として引退してしまった…。もう同じ思いはしたくない。去年とは同じ景色は見せないですよ」と語った。

 玖麗を全力で支える気持ちを示したなつぽいだが、自身にも試練が待っている。それは親友のSareeeのデビュー15周年興行(22日、横浜武道館)で師匠の伊藤薫と初シングルで対戦する。「ユニットが大変な時期ですけど、自分の戦いは忘れてません。Sareeeの期待も裏切らないように、今までの恩返しの気持ちや感謝の思いを込めて伊藤さんを倒したいと思います」と意気込んでいた。