F1は米国・イスラエルとイランの紛争により中東情勢が悪化していることを受けて今季第4戦バーレーン・グランプリ(GP、4月12日決勝)と第5戦サウジアラビアGP(同19日決勝)を中止することを決めた。英「BBC」など各メディアが報じた。

 当初は懸念される中東開催に代わってポルトガルやイタリア、トルコでのレース実施も検討されていたが、時間的な問題で断念した。別日程での代替レースも行わない方針で今季GPは24戦から22戦になる。第3戦の日本GP(29日決勝)後はマイアミGP(5月4日決勝)まで約1か月の空白期間となる。

「BBC」は「紛争が終結する兆しが見えない状況でレースを開催することは関係者を危険にさらすことになる」とし「差し迫った物流上の期限を前に48時間以内に決断を下さなければならなかった。まだ正式発表はないが、戦いが収まる気配がないことから中止は避けられない」と伝えた。

 その一方で同メディアは「F1は1億ポンド(約211億円)以上の損失が発生することになる。この損失は各チームと商業権保有のF1の間で分配される。賞金の分配方法にもよるが、当事者は数千万ドル規模の損失を被ることになるだろう」と指摘していた。