中日ドラゴンズ14年ぶりのクライマックスシリーズ出場と15年ぶりのリーグ優勝へ向け、東海テレビが〝ミニでも超濃厚な〟応援番組を新設する。
東海テレビ放送株式会社は12日、林泰敬社長による定例会見を行った。4月の改編率は全日22・2%、19時から22時までのG帯(ゴールデンタイム)37・4%、19時から23時のP帯(プライムタイム)41・4%と過去最大級のてこ入れ。林社長は「地元から愛されるテレビ局を目標に原点に立ち返り、ファン作りを会社一丸となって行っていきたい」と話し、新たなタグライン「ONE―FAN 東海テレビ」も発表した。FANには応援、支持者のほか、夢や楽しむという意味が込められている。
このキャッチフレーズを広く浸透させるためには、地元最大のコンテンツである中日との連携が欠かせない。球団設立90周年という節目の年でもあり、東海テレビも全力でAクラス入りと優勝をプッシュする。
そのための柱は3つ。1つめは生中継の拡充だ。3月31日の巨人戦からホーム25試合、ビジター5試合と在名局では最多を誇る。ホーム戦では「(キー局の)フジテレビとしっかり交渉してゴールデンタイムでも放送できるものはしっかりやっていきたい」(林社長)。またビジター戦は「5試合以外にも何試合か取れるように努力している」(渡辺克彦スポーツ局スポーツ部統括兼部長)とさらなる中継数増を狙う。
2つめは1988年から続く土曜午後の「ドラHOT+」刷新。昨年末番組を卒業した峰竜太に変わり、ドラゴンズ取材歴30年の小田島卓生アナがMCに就任したが、4月からは放送時間を30分繰り上げる。
そして3つめが、火曜21時54分から22時までのミニ枠番組「ドラHOT+スペシャル 中日ドラゴンズ90年 栄光の証言」だ。
過去の名場面やレジェンドたちの映像といった「たくさんのアーカイブを使用しつつ、司会を峰竜太さんにお願いし、権藤博さんや鈴木孝政さんなどOBの方と対談していただく」(渡辺部長)。まさかのMC峰復活だけでなく、レジェンドたちとのインタビューを盛り込んでいくという。「手間暇かけて作っていきたい。インタビューは入りきらないので、配信など別の形で(完全版を)出していきたい」(同)と、とてもミニ枠とは思えない力のいれようだ。
ミラノ・コルティナ冬季五輪では東海勢の活躍が目立ち、WBCの侍ジャパンにも中日から高橋宏斗と金丸夢斗が参加。夏のサッカーW杯を経て、9月には名古屋アジア・アジアパラ大会も控える。「この2026年は大変スポーツの熱い1年。その締めくくりとして、秋にはぜひ中日ドラゴンズが日本一になり、スポーツの1年を締めくくってほしい」(林社長)。新番組に込めた思いは届くか。












