F1の今季開幕戦オーストラリア・グランプリ(GP)のフリー走行1回目(FP1)と同2回目(FP2)が6日に行われ、ホンダが本格復帰したアストンマーティンはトラブル続きで8日の決勝を棄権する可能性が出てきた。
アストンマーティン・ホンダはプレシーズンテストでパワーユニット(PU)にトラブル続きで懸念が高まっていたが、開幕戦でフタを開けてみると想定以上のひどい状況が明るみになった。
FP1でランス・ストロールは周回を重ねられず、すぐにピットへ逆戻り。さらにレジェンドのフェルナンド・アロンソに至ってはコース上に出ることさえできなかった。FP2は両車ともなんとか周回を重ねたが、タイムは大きく遅れ、出走した車の中で最下位とブービーという失態を演じた。
そして、新たな問題が起きて危機的状況に陥っていることが明らかになった。この日、エイドリアン・ニューウェイ代表が取材に対応。オーストラリア公共放送「ABC」がその様子を伝え「アストンマーティンはオーストラリアGPの週末に向けてバッテリーが残り少なくなり、日曜日のレース出場が危ぶまれている。苦境に立たされたチームの問題が拡大するにつれ、日曜日のGP決勝には参加できないリスクを抱えている」と報じた。
ニューウェイ代表は、これまでのPU問題に加えて、新たな問題の発生を発表。チームがメルボルンに持ち込んだ4つのバッテリーのうち2つがもうすでに機能していないことを明らかにした。
「バッテリーが足りない。いま車に搭載されている2個しかバッテリーが残っていない。バッテリーのうち2つに調整や通信の問題が発生しており、現在、稼働中のバッテリーは2つだけだ」とニューウェイ代表は深刻な状況を説明。「だから、もしそのうちの1つでも失ったら、明らかに大きな問題になる。なので、バッテリーの使い方には細心の注意を払わなければならない」と語った。
まだ初日にもかかわらず、すでに2つのバッテリーが故障。残りは2台に対して2個しか残されておらず、もし何らかのトラブルが起きたら、決勝への出走を断念せざるをえなくなる。「我々のバッテリーの損傷率を考えると、それはかなり恐ろしい状況だ」とニューウェイ代表は厳しい様子で吐露した。
こうした窮状に同局は「つまり、残った最後の2つのバッテリーはフェルナンド・アロンソとランス・ストロールの車にあるということであり、それに何らかの問題があれば、日曜日のグランプリに出場できないことはほぼ確実だ」とアストンマーティン・ホンダのマシンがまさかの〝棄権〟となる可能性が浮上していることを伝えた。
部品が足りなくてGP決勝を棄権となれば、近年のF1では前代未聞となる大失態。本格復帰したホンダとアストンマーティンは汚名を回避できるのか…。












