F1で今季から始動するアストンマーティン・ホンダが開幕を目前にしても迷走していることを受けて、米スポーツ専門放送局「ESPN」が現状をバッサリ斬り捨てた。
アストンマーティンとのコンビでホンダは本格復帰を果たしたが、プレシーズンテストでトラブル続きで、開幕戦オーストラリア・グランプリ(GP、8日決勝)では完走すらできない状態に陥っているとの報道が相次いでいる。
そうした窮状を同局は特集。「アストンマーティンは、自らも認めているように深刻な問題を抱えており、たとえF1の新レギュレーションが苦境に立たされているメーカーの追い上げを支援するように制定されたとしても、すぐに解決策が見つかるとは限らない。(エイドリアン)ニューウェイは今後数か月で状況が改善すると約束しているが、F1パドックではチームが長期間苦境に陥るだろうという懸念が高まっている」と危機的状況は長期化するとの見通しを示した。
続けて実情を深堀り。「今回は問題が山積している。ホンダのエンジンは当初から重く、アストンマーティンはニューウェイのシャシーへの統合に苦労した。この問題などにより、真のパフォーマンスレベルを評価することは困難を極めている。スペインの一部メディアの報道によると、バーレーンのテスト中にマシンの振動が激しかったため、メルセデス、フェラーリ、レッドブルといったマシンに比べるとフルパワーは大幅に劣るにもかかわらず、フルパワーに近い状態で走行できなかったという」
さらに「最悪なのは、エンジンが信頼できないように見え、全力で運転されていないという事実がさらに懸念される点だ。エンジンの性能の上限に、より大きな信頼性の問題が潜んでいることがよくある」と分析する。
こうした状況から、アストンマーティン・ホンダは〝泥船〟だと断言する。「昨年のイタリアでの報道によると、シャルル・ルクレールはフェラーリが今回の規則変更で失速した場合の行き先として、アストンマーティンと交渉を進めていたという。しかし、もはやその選択肢に魅力を感じることは難しい。今アストンマーティンに加入するのは、氷山に衝突したタイタニック号に救命ボートで乗り込むようなものだ」と酷評。今後はまさに沈みゆく船そのままにチーム存続の危機に立たされると予想した。
ホンダは汚名返上できるのか、それとも沈没してしまうのか…。












