イングランド・チャンピオンシップ(2部)のサウサンプトンに所属するMF松木玖生(22)が、巻き返しを期待されている。
昨季の武者修行先(トルコ1部ギョズテペ)から帰還した今季は、厳しい現実に直面。昨年9~12月は公式戦に、ほぼ絡めなかった。しかし、昨年12月のトンダ・エッカート監督就任後、風向きが変わってきた。徐々に出場機会が増えていき、10日のレスター戦は0―3の後半から投入され、4―3の大逆転劇に貢献。そして24日のクイーンズパーク・レンジャーズ(QPR)戦で今季リーグ戦初ゴールを含む2得点を挙げた。
ようやく反撃ののろしを上げた中、かねて実力を高く評価する元日本代表MF前園真聖氏(52=本紙評論家)は、現状をこう見ている。「こうやって結果を出していくことが大事です。まだ22歳ですし、このような経験を積みながら、チームの中心になっていけば、代表の選手になっていけます。ただ、森保一監督が指揮する今の代表には絡んでいませんので、北中米W杯は難しいですが、辛抱強くやってほしいです」
逆境を乗り越えたからこその進化がある。前園氏は「中心選手としてやれるJリーグではなく、高いレベルでやることを選んだので当然試合に出られる確率は下がりますが、そこで競争しながら力をつけていけば、より成長していけるでしょう。今は自分に必要なことを冷静に分析して、どうすべきか分かった上で進んでいる段階だと思います」と説明した。
日本代表は北中米W杯を区切りに、MF遠藤航(リバプール)らが担う守備的MFの世代交代が進みそうな状況。松木は所属クラブでの地道な積み重ねを、A代表定着へとつなげていけるか。












