【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】
2月19日第2試合 東4局0本場=滝沢和典(格)、永井孝典(風)、堀慎吾(サ)、園田賢(ド)
KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。17日の試合で、滝沢選手は今シーズン2度目の4連勝を達成しました。5連勝に挑んだこの試合はオーラスで放銃し4着となってしまいましたが、今季の滝沢選手の変化を象徴するような場面がありました。
東4局、親の園田選手がダブ東をポンしてテンパイ濃厚な終盤、一向聴の滝沢選手は6萬がカンツとなります。これをアンカンしたことでめくれた新ドラは東となり、その後に園田選手はツモって倍満8000オールのアガリとなりました。
なんとも〝見栄え〟の悪いカンとなってしまいましたが、当然そうした理由はあります。まず前提として、6萬はかなり切りづらい牌だということです。先に7萬が切られているところに最終手出しが5萬とあって、6萬はかなり危険な牌です。見えていない5萬は赤牌だけなので、6萬で放銃すると5800点以上となります。
自身の手の内にある2筒は園田選手の現物で、9筒も通る牌です。アンカンせずにまずはどちらかを切って一向聴を維持することもできましたが、受けは少なくなりますし、チーテンを取ろうとすると危険な6萬が出ていってしまうため、鳴けなくなってしまいます。残り巡目も少ないことから相手のアガリ率もそこまで高くないですし、トップを目指す上でテンパイ料も大事です。それどころか自身のアガリも見えないわけではありません。たまたま東がドラになってしまっただけであって、当然のカンだったと思います。
滝沢選手には守備的なイメージがありましたが、今季はかなり積極的になった印象です。例えば南場の親番では發をビタ止めするなど、危ない橋を渡らないということはそんなに変わりませんが、アガリに対してより貪欲になったと思います。だからこそ親が東をポンしている中、自身もまだまだ加点したいことからテンパイ、アガリに向かってアンカンしたのです。
滝沢選手は今季から選手兼監督となり、最多勝タイにもなり、絶好調です。普段はユーモアあふれるお茶目な人で、あまり監督というイメージはありませんでしたが、責任を負うことで、選手としても良い方向に導いたのかもしれません。














