【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】

 1月20日第2試合 南1局0本場=本田朋広(雷)、佐々木寿人(格)、醍醐大(フ)、三浦智博(J)

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。何人ものMリーガーがデビュー時とは変わった打ち方を見せてくれています。もちろん変化する人も格好いいのですが、一方で自分の信じた、やってきた麻雀を貫き通すのも格好いいなと思いました。この日の三浦選手がそれを体現してくれました。

 トップ目で迎えた南1局、三浦選手は5巡目に7筒と8萬のシャンポンでテンパイしました。下家のラス目の親番・本田選手は降りずに全部来ることが想定されます。自身の手は愚形ながらタンヤオ、ドラ1と役はありますし、7萬を引いたら369萬、6筒や8筒を引いたら筒子リャンメンと手変わりもあります。ヤミテンで出アガリ2600点でラスを決めつつ、トップ目のまま一局消化もありなんじゃないかという手です。

 多くの人がヤミテンを選びそうなところ、三浦選手は迷わずリーチ。本田選手のリーチ宣言牌を打ち取り、裏ドラを1枚乗せて満貫のアガリとしました。トップのまま逃げ切り、今季2勝目を挙げました。

この場面で2索切りリーチ
この場面で2索切りリーチ

 

 この試合の4日前の1月16日、似た状況がありました。ABEMASの松本吉弘選手の69萬リャンメンリーチに対し、2索と5索のシャンポンで追いかけリーチし、ホウテイで9萬を掴んで1万2000点の放銃となってしまったのです。しかもこの局で手変わりを待っていたら自身のアガリになっていました。そういう経験をしてしまうと、あの時これで失敗したからなとリーチに踏み切れないものです。

 それでも再びシャンポンでリーチしたのは、自分の今まで打ってきた麻雀を信じている証拠でしょう。今季鳴り物入りで参戦した三浦選手は思ったような結果が出せず、どうしても一人の人間として揺らいじゃうと思うんです。直近で失敗した経験があるにもかかわらずもう一回やり切ったのは、今まで自分はこれで勝ってきたから周りには影響されないという決意みたいなものを感じました。

勝利者インタビューを受ける三浦選手
勝利者インタビューを受ける三浦選手