ワインのスクリューキャップを開けようと、ギュッと右手に力を入れた途端、激痛が走った。何と、右手の小指が芋虫のようにぼってり腫れ上がっているではないか。慌ててネットで検索すると、「プシャール結節」という聞き慣れない名前がヒットした。
プシャール結節とは、指の第二関節にできる骨の変形を指す。進行すると関節が変形し、指が曲がったまま伸びにくくなることもある。原因ははっきり分かっていないが、加齢や関節の酷使、遺伝的要素などが関与しているとのこと。特に筆者のような更年期以降の女性に多く、ホルモンバランスの乱れが影響している可能性も指摘されている。
検索結果で出てきた画像を見て不安になり、整形外科を受診すると案の定プシャール結節と診断された。さらにドクターからは「お酒も控えた方がいいですね」と耳をふさぎたくなるような忠告が(涙)。アルコールは関節の炎症を助長し、腫れや痛みを悪化させるリスクがあるからだという。
思い起こすと、ここ最近は完全に調子に乗って飲み過ぎていた。記憶もなくしたし、家飲みもちょこちょこしていた。人さまに節酒を説いているクセに、真逆のことをして天罰が当たったのだろうか。痛みが改善するまで禁酒するしかない。
プシャール結節は圧倒的に女性に多く、男女比はおよそ9対1だが、ドクターによると「最近では男性患者もじわじわ増えている」とのこと。現段階で有効な治療法はなく、進行させないための対処療法のみというのも厄介である。予防は炎症を助長する酒やたばこを控え、スマホやパソコンのやり過ぎで指の関節に負担をかけないこと。また肥満も関節に負担をかけるので、体重コントロールも必須だ。人によっては指の痛みを皮切りに、全身の関節が痛むこともあるのだとか。指先の小さな異変は、体からの大きなサインかもしれない。女性特有の疾患と軽視せず、男性陣もご注意を。












