【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】
12月26日第2試合 南4局0本場=鈴木たろう(ド)、下石戟(B)、萩原聖人(雷)、内川幸太郎(風)
明けましておめでとうございます! KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。本年もよろしくお願い致します。今年最初のコラムで取り上げるのは、2025年最後の試合のオーラスです。ここまで全40選手中、唯一トップがなかったたろう選手が最後の最後に逆転で待望のトップをつかみ取りました。
満貫ツモ条件のたろう選手の分岐点となったのは7巡目。8萬や6索を切れば一向聴となるところ、トイツの6萬を切りました。この時、赤は1枚あるけどタンヤオはなく、リーチ・ツモ・赤だと打点が足りません。それよりも頭を他で作って、特にドラ4索を引いてきて使いたいという意図です。8萬切りを選ぶ人も多そうですが、7萬を引いてきた時に476索という受けがなくなるのは痛い。また25筒を引いてタンヤオになるとまた選択が生まれます。
麻雀は4枚の牌を使って1メンツを作るのは非効率と言われています。それでも萬子2468としたのは、萬子が一番弱いところであり、357萬のどれも取り逃がせないというイメージで分厚く持ち、どれも受け入れられるようにしたのです。456の三色も見えますが、それよりもドラ4索を引いた時にいかにいい形になるかを追い求めた6萬切りだと思います。ただいくら打点が足りないとはいえ、一発ツモとか裏ドラもありますし、なかなか一向聴取らずはできません。たろう選手ならではの一打です。
この後、下石選手、内川選手にテンパイが入る中、たろう選手は狙い通りドラ4索を引いてカン5萬でテンパイ。すぐにツモって満貫のアガリとなり、今季17戦目にして初めてトップで試合を終えました。
昨シーズン、私はなかなかトップが取れないという同様の経験をしました。たろう選手は年を越さなかったというのは大きかったと思います。トップがないと表面上は明るく振る舞っていても、いつになるんだろうとどうしても考えてしまいます。年内最後の試合でトップを取れたというのはたろう選手もうれしかったでしょうし、年明け1戦目も気が楽になります。ドリブンズを応援している皆さんもすごくいい年越しができたんじゃないかなと。まさに終わり良ければ全て良しですね。














