【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】
12月18日第2試合 東3局0本場=堀慎吾(サ)、逢川恵夢(J)、茅森早香(フ)、多井隆晴(A)
KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。昨シーズン覇者のフェニックスですが、一時マイナス500ポイント以上で最下位に沈んでいました。それが12月に入ってプラス域まで回復。その原動力となっているのが、今シーズンから選手兼監督に就任した茅森選手です。開幕から7戦連続で逆連対と苦しいスタートでしたが、11月25日に初トップを挙げると先週末の時点で5勝しています。
「一日一跳」が合言葉で“打点女王”の異名を取る茅森選手ですが、今シーズン開幕直後は安くて遠い鳴きを多用しているな、すごくフォームチェンジしてきたなという印象がありました。それがここ数戦は面前でビシッと高打点を決める以前の茅森選手が戻ってきたと感じています。
この試合でも茅森選手らしい見事なアガリがありました。分岐点となったのはドラ4筒を持ってきた6巡目。メンツは1つでトイツ4つの七対子二向聴です。ただ、タンヤオや345の三色も見える手で、自身は親で赤赤ドラがありますし、鳴ける保険が欲しいところです。3筒さえ引けばタンヤオがなくても345の三色で鳴けるようになりますし、とりあえず七対子は逃してしまうけど9筒切りとかになる人が多いかなと思います。
ここで茅森選手が選んだのは、メンツ手と七対子の両天秤の3索切りでした。345の三色とかタンヤオに目が行きがちで、鳴けると考えると早くなるイメージはありますが、実際にはまだまだ急所もあり、そううまくいくかは分かりません。それよりもビシビシと手牌が進むようなツモをすることを理想としたのでしょう。
逢川選手からリーチが入った後、七対子ドラ4筒待ちでテンパイ。つかんだ逢川選手から出アガリ、1万8000点の大きな加点となりました。この後も6000オールなど大物手を何度もアガり、8万点近くの大きなトップで試合を終えました。
フェニックスは今、浅井堂岐選手が病気で休んでいます。茅森選手兼監督を筆頭に、堂岐選手を安心させてあげなきゃいけないとチームに火がついたと感じています。サクラナイツでも沢崎誠さんが病気療養で欠場となった時、そのような感覚でした。まさにチーム戦という感じです。














