【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】

11月24日第1試合 東2局1本場=石井一馬(J)、浅見真紀(ド)、永井孝典(風)、滝沢和典(格)

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。今季から参戦しているJETSの中で、現時点で最も良い成績を残しているのが石井選手です。Mリーグの舞台ではまだ一度しか対戦していないのですが、私が感じた印象はとにかく基本に忠実で、突拍子もないことをやらないタイプ。目立つプレーは少なくても、その分ミスや裏目を引くことも少ない選手です。サクラナイツの堀慎吾選手も「一馬はとにかくいつでも冷静」と言っていました。この日の試合でも冷静な判断から多くのアガリに結び付け、個人6勝目を挙げました。

 東2局1本場では、中盤にペン3萬をチーして、ドラの5筒を切りました。役牌の北バックか、123三色を見ての鳴きですが、そもそも頭が決まっていないこともあり3萬を鳴かない選手や、鳴いても5筒を切らない選手もいそうです。5筒を持っていると縦重なりしてもいいですし、4筒や6筒を引いて横伸びしても6索や7索を切ればいいですから。

 ただ3萬を鳴いた方がアガりやすく、待ちがペン3索やカン2索になっても索子の下の場況は良かったです。供託が2本あったことも鳴きの後押しをしたと思います。ドラ5筒を取っておくより、役ありにいち早くなる1索を残したのは、まさにアガリへの嗅覚ですね。すぐに北がアンコになり、こちらも場況が良い58索待ちとなりました。

 5索がドラドラ赤赤のド級の勝負手一向聴だった滝沢選手から打たれロン。2000点の1本場に供託2本の加点に加えて、滝沢選手の勝負手をかわし切れたのは本当に大きかったです。この日はマックス打点が3900点ながらアガリ5回、放銃0回でオーラスに逆転勝利をつかみ取りました。

 新規参戦チームの選手はどうしても序盤は緊張しがちなのですが、JETSの中では石井選手が一番緊張していない気がします。明るい性格で、楽屋の雰囲気を良くしているなというイメージを持っています。リーダー感のある選手です。