ミラノ・コルティナ五輪のフリースタイルスキー男子ハーフパイプ予選(20日)が行われ、今季世界ランク1位で金メダル候補のフィンリー・メルビルアイブズ(19=ニュージーランド)が壮絶な転倒で意識を失い救急搬送される大アクシデントが発生した。
メルビルアイブズは2回目の試技で、大技を行った際にバランスを崩して着地に失敗。頭を強く地面に打ち付け、その場に倒れたまま体が痙攣する危険な状態となった。すぐさま救急隊が駆けつけ、緊急搬送された。
地元ニュージーランドメディア「RNZ」は、その後の状態を報道。トム・ウィルモット監督は「彼は大きな衝撃を受けた」と切り出すと「彼は最善のケアを受けており、チームドクターと母親が付き添っている。一時意識を失った」と危険な生命の危機に瀕したことを明かした。
その後は回復の兆しが見えており「状態は良好だ。現在は意識があり、会話もできている」と説明したが、予断を許さない状況が続いており「あらゆる可能性を完全に排除するため、全身検査、CTスキャン、X線など全ての検査を受けている」と精密検査が続いていると明らかにした。
そして事故の背景について「昨日の雪で予選が延期となり、今日は本番の日、重要な金曜日だった。彼は今夜のメインイベント(決勝)に向けたウォームアップとして予選に臨み、全力で攻めていた。紙一重の差だった。限界まで攻めていた。彼は打ちのめされるだろう、心底悔しがるだろう。でも、彼は立ち直る。必ずこの逆境を乗り越える。彼は戦士のような男だから」と、極限の攻めが招いた結果だと指摘した。
今大会では雪上競技で大技を試みて大ケガにつながる事例が相次いでおり、最終盤で起きた惨劇は議論を呼びそうだ。













