バレーボール女子代表の佐藤淑乃(ミラノ)の視線は、早くも前を向いている。

 ネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド第3週大阪大会第2戦(9日、Asueアリーナ大阪)で、世界ランキング6位の日本は同21位のタイに3―1で勝利。13得点を挙げた佐藤は「出だしは自分たちのリズムで出られたのはよかった。3、4セットは相手が対応してきて、勢いに押される場面もあったが、しっかり勝ち切れた」と安堵の表情を見せた。

 2―0で迎えた第3セットは22―25で落とし、第4セットもリードを許す苦しい展開だった。それでも「会場も暑くて、ラリーも長く続いていたので、みんなで『深呼吸しよう』とか『目を合わせよう』とか、そういうところは常に会話をしていた。相手のディフェンスを見て『どこが決まるか』を話していた」。積極的にコミュニケーションを重ねることで、最後まで集中力を保ち続けた。

 予選ラウンドは残り2試合。開催国の中国を含めた8チームが出場する決勝ラウンド進出へ、負けられない戦いが続く。11日にトルコ、12日にはポーランドと対戦する。「タイと違って高さとパワーのあるチームになる。自分たちのオフェンスやディフェンスが苦しくなることが多くなると思うが、日本らしいしつこいディフェンスをやり続けて、相手にストレスをかけ続けて、オフェンスももっと攻めていろんな駆け引きをしながら点数を取っていきたい」と力を込めた。

 強豪との2連戦を前に、大きな勝ち点3をつかみ取った。