2030年フランス・アルプス五輪で、フィギュアスケートシンクロナイズドスケーティングの9人制「シンクロ9」が新たに採用されることが決まったが、メリットとデメリットの両面がありそうだ。
1チーム16人で行う「シンクロナイズドスケーティング」が主流となってきたが、国際スケート連盟は昨年12月に1チーム9人で構成される「シンクロ9」を導入。他種目と異なり、トーナメント方式で実施される予定で、息の合った滑りや陣形変化のスピード、美しさなどで競う。
従来のシンクロナイズドスケーティングは、フィンランドやカナダなどが強豪。26年世界選手権で日本は15位だったものの、伸びしろは十分だ。あるフィギュア関係者は「日本はシングルが主流だけど、選択の幅がより広がる。スケートを長く続けることができる選手が増えるだろうし、世界に羽ばたくチャンスにもなる」と期待を寄せる。
ただ、26年日本選手権に出場したのはわずか2チームのみ。世間の認知度も低く、不安要素が多いのも現状だ。同関係者は「練習場所の確保が簡単ではないだろうし、今のままだと日本選手権に出ているチームの選手にしかチャンスがないかもしれない。制度もまだでき上がっていないと思うので(日本スケート)連盟がどういうふうに強化費を充てるのかなど難しい面もある」と指摘した。
日本スケート連盟の竹内洋輔フィギュア強化部長は「五輪で活躍できる強化体制の構築を一層推進してまいります」と課題を埋めていく構え。4年後に向けて、シンクロ大国への階段を駆け上がることはできるか。












