ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子ショートプログラム(SP、17日)で、17歳の中井亜美(TOKIOインカラミ)が78・71点で首位、2位に坂本花織(シスメックス)、4位に千葉百音(木下グループ)と躍進した日本勢に対して、レジェンドがまさかの酷評だ。

 日本勢は中井を始め世界中から称賛を集め、表彰台独占も狙える快進撃を見せている。そうした中で、まさかの主張が飛び出した。

 ロシアメディア「スポーツ24」は「世界三段跳びチャンピオンでスポーツ解説者のヨランダ・チェンが、イタリアで開催中の2026年オリンピックのフィギュアスケート女子シングルのショートプログラム演技についてコメントした」と報じた。

 陸上のレジェンドであるチェン氏は、ロシアで幅広い分野でスポーツの専門家として知られる。今回はフィギュアスケート女子を評論。まず「日本の中井亜美がSP終了時点で首位に立っている。彼女はトリプルアクセルを完璧に決めた。また、日本の坂本花織とアメリカのアリサ・リュウがトップ3に入った。ロシアの3度のチャンピオン、ペトロシャンは5位につけている」と成績を振り返った。

 そして「日本の中井がとても良かった。彼女のトリプルアクセルは素晴らしく、プログラムも非常に鮮やかだった。人生を肯定する音楽に合わせて演技する日本の女子選手を見るのは初めてだ。彼らは通常クラシック音楽を使うが、彼女の演技は狂おしいほど素晴らしい」と称賛する。

 一方で、他の日本人選手に対してはまさかの〝激辛評価〟だ。「なぜ日本女子選手たちがそれほど高く評価されるのか、まったく理解できません。男子でもまったく同じことがあって、グメンニクとゴゴレフの代わりに2人の日本人が表彰台に立った」と日本勢が過大評価されていると疑問を呈した。

 そして「坂本には特別なところなんてないのに、何年も何年も評価されている。浅田(真央)と羽生(結弦)は素晴らしいフィギュアスケーターで、とても強い内容だったけど、花織にはそんなところが見えない。昨日(SP)も彼女は何もせず、またも2位だった」と世界女王である坂本をバッサリ斬り捨てる持論を展開した。

 その上で「彼女はアデリアより優れている点は何一つなかった」とロシアから中立選手(AIN)で出場しているアデリア・ペトロシャンのほうが坂本よりも上だと断言した。

 日本勢の躍進に異を唱えるチェン氏の主張は議論を呼びそうだ。