〝ゾーン〟に入った。ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)が17日(日本時間18日)に行われ、坂本花織(シスメックス)は77・23点で2位発進を決めた。
2本目のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を前に、スイッチが灯った。「今までの中で感じたことない、不思議なリラックスモードになって、すごい楽しい感じになった」。前日までは恐怖のあまり涙を流していたが、会場の歓声に合わせて華麗に舞った。演技後にはガッツポーズを見せ「昨日まではもう試合やったんかなくらいすごい緊張して、手も足も震えていた。それを昨日まで経験していたので、多分もう疲れて、いい緊張になったのかな」と頬を緩めた。
首位発進の17歳・中井亜美(TOKIOインカラミ)とは1・48点差。「世代交代。もう安泰ですね」と笑い飛ばしたが、自然と言葉に力がこもった。「追いかける方が楽。守らなきゃというものがないので、最後の最後まで爆発して自分の力が出せたら、きっといい演技できるんじゃないかなと思う。守りに入らず、攻めの姿勢で頑張れたら」と意気込んだ。
試合前にはペアで金メダルに輝いたりくりゅう〟こと三浦璃来、木原龍一(ともに木下グループ)からラインでエールが届いた。「今日応援行くからね。頑張って」。王者からパワーをもらったエースは、19日(同20日)のフリーでもすべてを出し尽くす。













