今年からJ2藤枝を指揮する元日本代表DFの槙野智章監督(38)が、初勝利を手にした。

 藤枝は14日、J3松本との明治安田J2・J3百年構想リーグ第2節で2―0で勝利。0―0の後半15分、FW菊井悠介が左サイドからの直接FKをニアにねじ込み先制。その後も積極的に攻め続け、後半31分に再び菊井がPKで追加点を決めた。

 Jリーグ公式戦での初白星を2戦目で挙げた新指揮官は、選手やスタッフ陣に感謝を示しつつ「始動日から自分たちが目指す攻撃的なサッカーを一からやってきた。開幕戦で出せた部分もあったが、どこができなかったのかを見つめ直し、良い準備ができた中での結果。もっと良くなると思う。もっと面白いサッカーをします」と喜びを爆発させた。

 そんな槙野監督は、2022年にチームをJ2昇格に導いた須藤大輔前監督の〝超攻撃的サッカー〟を継承しつつ、さらなる進化を目指している。

 0―2で敗れた8日のホーム・J3岐阜戦後、GK北村海チディは「今までは決め打ちの攻撃だったところをもう1個、2、3個くらいアドバイスをくれて、今は攻撃のパターンが何個かある。そこが少し今までとは違うと思う」と説明。攻撃の選択肢が増えたわけだ。

 さらに自身のポジショニングでは「求められるタスクが去年と比べたら変わった。(味方のDFの)背後のケアを、もう少し去年より高いポジションで取ること」と変化を口にする。また、GKが起点となるビルドアップに関しては「去年は結構自分が握って、テンポを出して(相手を)剥がすシーンがあったが、近くの味方の選手に早く預けてリズムを出し、相手が寄ってきたところのスペースにつけるのが新しい」と語った。

 新指揮官が吹き込む〝新風〟で勝利を積み重ねていけるか。