ミラノ・コルティナ五輪スケルトン男子のウラジスラフ・ヘラスケビッチ(ウクライナ)が12日にロシアとの紛争で戦死した選手たちの顔写真を貼ったヘルメットを着用しようとして失格になった問題で、ウクライナ選手団はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したと発表した。
国際オリンピック委員会(IOC)は同選手のヘルメットについて「五輪憲章」に反するとして競技前に使用しないことを求めたが、選手は受け入れなかった。英メディア「BBC」によると、ヘラスケビッチは「納得できないルールのせいで出場できなくなった」とし、ヘルメットについては「これも一種の表現と思う」と語ったという。
この決定にウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領が「侵略者の思うツボ」とし「オリンピック運動は戦争を止めるために役立つべきであり、侵略者の思うツボになるべきではない。IOCの決定はそうではないことを示している」と反発した。
またスケルトン女子で五輪2連覇のリジー・ヤーノルド(英国)さんは「実に衝撃的で混乱が広がっている。ヘルメットを着用することは追悼行為であり、彼にとって感情的に重要なこと」とし「IOCは彼に謝罪する義務があり、これは間違った決定だったと思う」と主張していた。












