欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ最終戦(28日=日本時間29日)、リバプール(イングランド)は本拠地でカラバフ(アゼルバイジャン)に6―0で圧勝した。1次リーグで3位となり、16強で争う決勝トーナメント進出を決めた。

 味方選手の負傷により前半4分から緊急出場した日本代表MF遠藤航(32)も勝利に貢献。今冬の移籍は〝封印〟される見込みで今後の出場機会は激増しそうだ。

 リバプールは開始直後に右サイドバックを務めるDFジェレミー・フリンポンが相手選手をマークするため走りだした際に、足を痛めてプレー続行不可能。急きょベンチで試合を観戦していた遠藤が同ポジションで出場することになった。

 この交代がキッカケとなり、チームはゴールラッシュ。前半15分にアルゼンチン代表MFアレクシス・マカリテルが先制弾を決めると、2―0で迎えた後半5分にはエジプト代表FWモハメド・サラーが復活ゴールを決めるなど、ホームで6得点と完勝した。

 今季CL初出場となった遠藤も本職ではないポジションながら自慢の守備力を生かし、勝利に貢献した。

 リバプールは決勝トーナメント進出を決めた一方でフリンポンの負傷により守備陣の編成が懸念される。チームOBの元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード氏もTNTスポーツの番組内で「そうなるだろう。彼らは(DFジョー)ゴメスも欠いているから」と問題視していたが、今季リーグ戦6試合出場の遠藤が代役を務めることになりそうだ。

 冬の移籍市場でオランダ1部アヤックスが遠藤の獲得を検討していると報じられていたが、DF陣に不安を抱えるチーム事情により残留は確実。英メディア「リバプール・エコー」はこの試合で遠藤に7点を付けた上で「負傷したフリンポンに代わって緊急右サイドバックとして出場し、シンプルなプレーを貫き、その結果、好印象を与えた」と高評価を与えた。

 ケガ人続出と安定したパフォーマンスを見せた遠藤のプレー時間が増えることは間違いない状況。シーズン終盤に向けて巻き返しが期待される。