オリックス新助っ人のエステバン・ヘルマン内野手(36=前西武)に“オリックスのレジェンド”ロベルト・バルボン氏(80)がエールを送っている。
キューバ出身のバルボン氏は阪急時代の1958年から3年連続で盗塁王に輝いた俊足助っ人のパイオニア的存在。明るい性格と「チコ」の愛称でチームからもファンからも親しまれている。65年の引退後も日本に残ってコーチや通訳を務め、現在はオリックス野球教室の顧問。今も毎日のように選手ロッカーに顔を出している。
そのバルボン氏がヘルマンに期待しているのは外国人選手で史上3人目となる盗塁王の獲得。ヘルマンは西武時代に2年連続で40盗塁をマークした俊足の持ち主だけに可能性十分とみており「僕が(初めて)盗塁王取ったのは56年前。あれから外国人の盗塁王は出ていない。頑張ってほしい。僕を超えてほしいネ」というのだ。
もちろん、そのための協力は惜しまない。バルボン氏は盗塁の“極意”も伝授する考えだし、親代わりならぬ“祖父代わり”となって、シーズンを通してヘルマンの相談に乗るつもり。ヘルマンもバルボン氏について「リスペクトしている。助かります」と話している。
過去に盗塁王を獲得した外国人選手はバルボン氏とラリー・レインズ氏(53年)だが、2人ともオリックスの前身の阪急の選手。それだけにチーム関係者も「(外国人盗塁王の)3人目もウチの選手なら、こんないいことはない。ヘルマンが取れば、チコさんだって注目されることになる。チコさんが元気なうちにぜひ見せてあげてほしい」と楽しみにしている。
「レジェンドに続け!」――。54年ぶりの快挙がヘルマンの大目標になる。












